旅行業界への就職・求人の現状とは
旅行業界、旅行会社、旅行代理店への就職、求人の現状ですが、例年よりも厳しい状況です。
一番採用に熱心なのは、業界大手のエイチ・アイ・エスですね。HISは非常に積極的な採用を続けていますが、このところ、旅行業界の雇用形態がだんだん変わりつつあります。旅行業界も原油高騰の波をうけて現状は厳しい面もあります。
例をあげますと、もしあなたが「添乗員としての勤務」を希望したとしても、新規採用より、即戦力としての中途採用、正社員以外の雇用期間を限定した契約社員、アルバイト社員、派遣社員などの採用形態がかなり多く見られるようになっています。
いうまでもなく、新規の採用ですと、育成までに時間がかかってしまいますし、それならば、中途で経験のある人を採用した方がコストがかからないということです。
旅行業界の経営も厳しいです。そのため人件費を抑えるための見直しをおこなうことによって、他社に先んじた経営効率化を目指したものと考えられますが、こうした傾向は今後も続くと思われます。より進むと考えてもいいでしょう。ですから、旅行会社・旅行代理店への入社の状況については昔に比べると、かなり狭き門になってしまっているといわざるを得ないでしょう。
最近では新興の旅行会社、あるいは旅行関係の関連業であるホテル業界などにおいても、ライセンス(資格)取得者の採用に変わってきています。
有利は資格はいくつもありますよ。
◆一般旅行業務取扱主任者:旅行会社では、一番評価が高いです。
◆AXESS実用検定:国内外の航空券予約・発券に関する業務のエキスパートになります。
◆国内旅行業務取扱主任者
上記の資格などを持っていると、旅行会社・旅行代理店への就職には有利になります。あくまでも「有利」であって、指定のない限り「必須」ではありませんよ。旅行業界への就職に限った話しではありませんが、資格は必須ではありません。新卒者の場合はポテンシャルが優先されます。
また、旅行会社・旅行代理店への就職において、まず必要になるのが語学力です。英検・観光英語検定なら2級以上、TOEICなら730点〜800点以上が採用試験に有利なラインとされています。最低でも700点はほしいところです。
最近では、大学生の人気会社ランキングでは旅行会社がだんだん下降傾向にあります。これは、見た目だけではなく、旅行会社の実情が実際に分かってきているのでしょう。もちろんラクではないです。他業界と比べても拘束時間も長く、大変な側面も多いです。それにもかかわらず旅行業界は根強い人気があります。本気で目指したい人であれば、十分にやりがいもありますし、早めに対策をとれば充分に目指せる業界でしょう。
最近の変革期はますますスピードを増していますから、旅行会社、旅行代理店ともに良い人材の確保が命題となっています。
旅行業務取扱管理者資格とは
旅行業務の取り扱いをおこなうとき、旅行会社や旅行代理店を新規開業するとき、もしくは従業員10名以上の営業所を新設するとき、1ヶ所につき2名以上を業務取扱管理者として選出するように、国土交通省からの指導があります。
旅行の取引条件の説明、業務の管理・監督を行うために合格する必要のある資格が、旅行業務取扱管理者試験なのです。
◆旅行業務取扱管理者の業務の内容とは
・旅行に関する各プランの作成、企画、立案
・旅行業務の各料金の掲示
・旅行業約款の掲示と備え置き
・契約書面の交付
・企画旅行の広告
・取引条件の説明
・運送サービスの確実な提供等企画旅行の円滑な実施
・契約締結の年月日、契約の相手方その他の契約内容に関わる重要項目の記録・保管
・旅行に関する顧客からの苦情の処理
◆旅行業務取扱管理者とその種類について
旅行業務取扱管理者試験には、2種類があります。
・国内旅行業務取扱管理者試験(国内旅行のみ取り扱い可能)
・総合旅行業務取扱管理者試験(海外旅行を取り扱うことが可能)
の2種類です。
旅行業務取扱管理者は、各々が所属する支店、営業所、あるいは旅行会社が取り扱っている旅行業務の種類によっても、その必要な試験が異なってきます。
国内の旅行だけを取り扱う営業所については、総合旅行業務取扱管理者試験か国内旅行業務取扱管理者試験の合格者海外旅行を取り扱う営業所については、総合旅行業務取扱管理者試験の合格者を在籍させることが必要になります。